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『考える人』には2つのタイプがいる。

タスマニア 民家

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はじめに


 

子育てにおけるブームの中で数年前からよく聞くようになった言葉があります。

 

それが「創造力」という言葉。

 

英語で言うと『creativitiy』

 

「クリエイティブな人になりたい、クリエイティブな人になってほしい!」ってよく聞きますね。

 

また子育ての場面だけではなく、

企業を始めとする社会全般でも「クリエイティブな人材」が求められているとよく耳にします。




 

 

そこで今回は、

「創造力がある」とか「クリエイティブである」っていうのがどういうことか、

そして、多くの人が誤解している(んじゃないかと思う)点、

最後に、じゃあどうやって「創造力」を養ったらいいのか、子育てにはどんなことに気をつけたらいいのかを、

保育士目線で書いてみようと思います。

オーストラリア ワーホリ 仕事

 

 

 

創造力とは


まずはじめに「創造力って何?」というところです。

 

創造力っていうのは読んで字のごとく、「創る」と「造る」の組み合わせ。

つまり、何かを「創り出す」ことだと言えます。

それは「独自のアイデア」とか「奇抜なアイデア」とか言われることもありますね。

 

そして、一般には芸術の分野やITなどの最新の分野で使われることが多いのかもしれません。

「こんな作品どうやって思いついたんだろう」「このアプリは創造力の賜物だね」みたいに。

 

ただ、ここで多い勘違いが、

「創造性力って、ゼロのところから何かを創り出すんだから、それって才能でしょう?」と思ってしまうこと。

「自分にはそんな才能ないね」「うちの子にそんな才能あるかしら」って諦めてる人も多いのかもしれません。

 

でも実際は創造力ってそうじゃないと思います。

 

 

コピーライターとしてアメリカの広告代理店で最高顧問だったジェームズ•ヤングという人が

アイデアとは既存の要素の新しい組み合わせ以外の何物でもない

と言っているように、

創造力もアイデアと同じく、何もないところから突然現れるのではなく、それまでに得た知識や経験の中から「何かと何かが結びついて生まれる」ものではないでしょうか。

 

 

「スピーカー」と「耳栓」を組み合わせたら「イアホン」になった。

「ナイフ」と「ナイフ」を組み合わせたら「ハサミ」になった。

「電磁波」と「箱」を組み合わせたら「電子レンジ」になった。

 

どれも以前からあった物(既存の要素)の新しい組み合わせを思考した結果です。

 

 

■ジェームズ•ヤング『アイデアのつくり方』■

青空

 

 

 

『考える』に含まれる2つの意味


 

そんな創造力について、

(無意識のうちに)勘違いしちゃっているんじゃないかと思うことがあります。

 

 

『創造力』を発揮するには頭で「考え」なければいけません。

先ほどのヤングさんの言葉にあるように、

新しいものを生み出すには既存の物(事)と既存の物(事)の組み合わせを「考える」必要があります。

 

その『考える』という事が勘違いの元になっているかもしれないわけです。

 

 

あなたは普段から物事を考えてますか??

 

あなたのお子さんは自分で物事を考える子ですか??

 

 

この質問に対してはほとんどの人が「はい、考えてます」と答えると思います。

でももう一段階進んだところを考えてみるとなかなか面白い。

 

 

多くの人が日常使っている「考える」には2種類あって、

一つが「思考」する、もう一つが「判断する•選択する」というもの。

 

 

さっきの質問に対して、

「私はちゃんと日頃から考えてるよ。

だって、『今日の晩御飯は何を食べよう』とか『明日はデートだからこの服を着よう』とか

『雨が降りそうだから傘を持って行こう』とか『ここは人が多いからはぐれないようにしなきゃ』とかってちゃんと考えていますもの。」

なんて思ったとします。

 

でもこの時の「考えていますもの」はさっきの2種類で分類するなら『思考』よりも『判断•選択』な気がしませんか?

今までの経験やそれまでに得た知識を活用して、その状況に応じた最適な回答を「判断」したり「選んだり」しています。

 

企業や会社で管理職にいるような人たちが日々行っているのも多分こっちの方で、

「あの部長はよく考えているからいつも最適な対応ができる」と言われるのは、

トラブルがあった時や重要な案件があった時にそれまでの経験や知識を生かして「判断」しているのだと思います。

 

 

で!日本では!!

この「判断する力」「選択する力」が優れている人のことを「仕事ができる人」だと言うことが多い気がします。

そして、それを目指すかのように日本の教育現場は「判断•選択する力」を養うような教育に力を入れている気がします。

 

例えば、保育園児に画用紙を渡して「ここに赤色と青色を使って何か書きましょう」といえば子どもたちはまず「何を書こうか」からスタートします。

でも画用紙を渡して「今日はお皿に乗ったリンゴを書きましょう」といえば子どもたちは「どう書こうか」がスタートになります。

 

 

大人からすれば「何を書くか」も「判断•選択」になるんじゃないかと思うかもしれませんが、

選択肢が絶賛成長中の子どもたちからすれば、それが創造力を育てることにつながると思うのです。

子どもはそうやって課題を与えれば一生懸命思考し始めます。

 

 

ぼくの知り合いが働いている保育園や幼稚園の中には、

「はい!みなさん!今日はクレヨンでお顔を書きましょう!

はい!目は黒ですね、みんな黒のクレヨンを持ちましょう!

はい!口は赤ですね、赤色をクレヨンを持ちましょう!

はい!それぞれ個性的な似顔絵になりました!」

みたいな保育をしているところもあるようです。

 

 

子どもたちに思考させてあげて〜

って心から思います。

オーストラリア ワーホリ 仕事

 

 

というわけで、「判断する」とか「選択する」っていうのは最近求められている「クリエティブ」ではないですね。

 

 

「判断する」「選択する」っていうのは

AとBがあった時に、「この場合はAだな」とか「今日はBの気分」とかって決めることです。

 

 

それとは違って「思考する」とか「クリエティブ」っていうのはきっと、

AとBがあった時に、そこからCを創り出すことだったり

もしくは「なんでAはAなんだ?」「どうしてBはBなの?」って疑問に思うことです。

 

 

だから「考える」というこの、2つの違う意味が同じ言葉で使われているということを理解して、

それが「思考」なのか「判断•選択」なのかを区別することが創造力を育てるための第一歩だと思います。

 

いきなりは意識できないかもしれませんが、それを知っているだけでも見方がだいぶ変わると思います。

 

もちろん、バランスは大事なので「思考するだけ」とか「選択•判断するだけ」のどちらかに偏らないようにすることが1番だと思います。

ただ、日本の教育現場や会社は「選択•判断」の方に重心が置かれすぎてるのかなって思うので。

コスモス

 

 

創造力を育てるには?


では最後に、保育士のぼくが思う「子どもの創造力の育て方」について幾つか書いて終わりにしようと思います。

 

ここまでに書いてきたように、創造力とは「何もないところから何かを生み出す」ようなものではなくって、

すでに知っている、もしくはすでに経験したことのある物事を組み合わせて生み出されるものだと思います。

 

だからまず「子どもの創造力の育て方」には、「たくさんの経験」「たくさんの知識」がキーワードになると思います。

 

でもそれだけだと誤解しやすくなってしまうもの。

 

ピアノ教室とプール教室に何年も通ったらクリエティブになるのか?

塾に通って数学や英語をとことん勉強したらクリエティブになるのか?

 

 

いくら経験や知識ばかりが増えても、「使い方」が分からなければ

それらはただ「判断•選択するだけの道具」になってしまいます。

 

「創造性を!」と思うのであれば、やっぱり「思考する」というのがキーワードになると思います。

 

先ほど例にした、画用紙を渡して「赤色と青色を使って何か書いてみよう」っていうのも一つだと思うし、

空箱と新聞の折り込みチラシとハサミとテープとノリを渡して「これで何が作れるかな?」って作らせてみるのも一つだと思うし。

 

 

例えばおもちゃにしても、

今は乗り物のおもちゃでも、飛行機から電車から車から、めちゃくちゃ精巧な物ばかりですよね。

パッと見た時に、「それにしか見えない!」っていうのもちょっと考えものだとぼくは思っています。

 

 

想像力の豊かな子どもたちは、何の変哲も無い積み木の一つを飛行機にもできるし、電車にもできるし、車にもできます。

落ち葉を拾ってきてお皿にもできるし、髪飾りにもできるし、お金にもできます。

 

想像力と創造力はどこかで繋がっていると思うので、子どもにおもちゃを与えるのなら、ぜひとも「子どもの想像力と創造力を養えるものを」と心から思います。

 

 

大人でも、クリエティブな人間になりたいと思うなら、

紙に「赤色と青色で何かを書いてみる」とか、

AとBの2つの物を用意して、Cを考えてみるとか、

実践してはいかがでしょうか。

 

ぼくも子どもたちに倣っていろいろやっていますが、なかなかうまく出来ません。笑

 

創造性を育てて、人生をより楽しく進んで行きたいですね!!

紅葉

 

さいごに


「これは子どもの創造力を養うのにいいんじゃないか」とぼくが思う物をいくつか紹介して終わりにしようと思います。

 

最後まで読んでくださってありがとうございました。

 

 

 

1,白木の積み木

 

白木の積み木は、いわゆる「普通の積み木」です。

シンプルだからこそ子どもたちがイメージを広げやすく、

お城にしたり、街にしたり、車や電車、食材に見立てればままごとだって出来ちゃいます。

 

今までプ◯レールやトミ◯、など、「それにしか見えない」おもちゃに慣れていると、最初は遊び方がわからなくて戸惑うかもしれませんが、子どもは遊びの天才です。きっとすぐに慣れて創造力を膨らませて遊び始めることでしょう。

 

 

 

2,カプラ

 

保育士や幼稚園教諭なら、絶対知ってるカプラです。

こちらも白木の積み木に負けず劣らずシンプルな木の板?なんですが、遊びの幅は本当に広いです。

値段が少しばかり高いのが痛いところですが、子どもの創造力を育てるにはすごく良いものだと思います。

ついでに、カプラで遊んでいると「集中力」や「手先の器用さ」もすごく養われると思います。

 

 

3,レゴ

 

定番といえば定番ですが、レゴも創造力を養うにはもってこいだと思います。

特におすすめは、「◯◯セット」みたいに売られているものじゃなくて、とにかくたくさんレゴブロックが入っているもの。

「自分で考えて造る」を大切にしたいので、「こう組み立てたらこうなりますよ」では「判断•選択」に近くなってしまいますもの。

 

 

 

4,お父さん•お母さん

シドニー 子育て

当然ですがこれは物ではありません。笑

でも、子どもの創造力を養うにはとっても大切な存在です。

 

子どもの身近にいて、何かに疑問に思った時にすぐ聞ける相手はお父さんやお母さんです。

 

子どもの「何で?」「どうして?」にすぐ答えを返さないで、ワンクッション、

 

「〇〇くんは何でだと思う?」

「◯◯ちゃんはどうしてだと思う?」

と尋ね返してあげてください。

 

子どもはそこから自分なりの思考をスタートさせるはずです。

 

そして子どもが出した答えに対して、絶対に否定しないであげてください。

一生懸命考えたのにそれを否定されたら子どもたちの気持ちは一気に下がってしまうし、

「考ることを嫌う習慣」がついてしまうかもしれません。

 

「◯◯はそう思うんだね」とか

「それは面白い考えだね」って一言認めてあげるだけで子どもたちは満足するはずです。

 

それに加えて「お父さんはこう思うよ」とか「お母さんはこう思うよ」って創造力を膨らませて答えてあげたら、大人も創造力を養うことになります。

 

 

最適な事柄を「選択すること」、

より良いことを「判断すること」も大切ですが、

「思考する」ことも忘れずに過ごしていきたいものです。

タスマニア

 

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