【自分で結べないのになぜヒモ靴を履いてくるのか】〜ぼくがオーストラリアの保育園で学んだこと〜

アイキャッチ画像 オーストラリアの保育園で学んだこと

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はじめに

 
数年前まで日本の保育園で働いていたぼくですが、
「海外の保育園ってどんな感じなんだろう?」「海外ってどんな保育してるんだろう?」という思いから、
2014年から2016年の始めまでワーキングホリデービザを使ってオーストラリアへ行き、
英語を勉強し、オーストラリアの保育園で働くための保育士資格を取り、
約5ヶ月間、現地の保育園で働いてみました。
 
 
その約5ヶ月の間に、現地の保育園で様々な経験をすることができたので、
その中で学んだこと、気がついたこと、日本の子育て•保育との違いなどをまとめていこうと思います。

 
 
ちなみに、現在はワーホリのビザがもう切れてしまったので、
今は日本で暮らしながらこの記事を書いています。
 
 
海外(オーストラリア)の保育•子育てを間近で見てきたから分かることがたくさんあります。多くの人に知ってほしいと思うことがたくさんあります。
 
日本の保育園•幼稚園で働いている方、
子どもと関わる仕事をしている方、
日本で育児•子育てをしている方、
海外の保育園に興味がある方にぜひとも読んでもらいたいです。
 
 
 
※注※ 
記事中では、ぼくがオーストラリアで働いていた園の名前をP園と記載しています。

 

ヒモ靴を履く子どもたち

今回は子どもたちの靴の話です。

日本の保育園•幼稚園に通う子どもたちが履く靴といえば、日曜日の午前中にやってるテレビ番組系などのキャラクターの靴が多いですね。もしくは、ここ数年の流行といえば足が瞬くような走り心地を実現してくれる気持ちになる靴も子どもたちには人気なようです。

後者の靴についていえば、賛否両論あるみたいですが、個人的には、左周りの円形トラックで走るために特化した左右非対称の靴底の仕様って、平らな道を歩く時は足は変なクセとかつかないのかな?とか、鬼ごっこする時は左にばっかり逃げるようにならないのかな?とか、大人になってもずっと左周り中心でいくのかな?とか色々考えてしまいます。

 

もう一つ、日本の子どもたちが履く靴の特徴が、マジックテープです。子どもも自分で履きやすいし、大人も脱ぎ履きさせやすいから理にかなってるなと思っていました。日本の子どもたち、何才くらいまでマジックテープの靴を履いているのかわかりませんが、少なくとも保育園•幼稚園の頃はマジックテープの靴が圧倒的に多いと思います。

オーストラリアではヒモ靴を履いている子が圧倒的に多いです。マジックテープって和製英語で、英語だとベルクロと呼ぶのですが、オーストラリアの保育園でベルクロの靴を履いている子どもってすごく少数でした。たぶん2割〜3割くらいです。4歳クラスも5歳クラスもほとんどの子どもがヒモ靴でした。

そして、驚きは2歳や3歳の子どもたちでもヒモの靴を履いていること。小さな体にコンバースとかナイキのスニーカーを合わせて、程よくウェーブのかかった長めの金髪をチラつかせながらグレイパーカーのフードまでかぶって走る姿を見て、「キミは将来確実にスケートをやるねっ!」って勝手に決めつけたりして、その姿がめちゃくちゃ可愛いかったです(笑)

タスマニア 子ども

なぜ履くのだ?笑

で、驚きなのが、ヒモ靴を履いている子どもたちの多さもさることながら、自分でヒモを結べない子どもたちの多さです!結べないし、解けないから靴を脱ぐときも履くときも大人の手が必要になります。

靴を脱ぐときに一斉に何人もの子どもが、「エチュチュチューズミ〜、ティ〜チャ〜、アイキャ〜ント〜」って寄ってくると、

「お願いの仕方はカワイイし完璧!だが、なぜヒモ靴を履くのだ!!!!」って思ってました。笑

子どもたちがヒモ靴を履く理由って単純で、室内も土足の文化だからです。朝起きて靴を履いたら夕方に家へ帰るまで靴を履き替える必要がないからです。だから、日本みたいに脱ぎ履きがさせやすいようにマジックテープの靴の方がっていう文化があまり発展しなかったんでしょうね。

親御さんの中には、「ベルクロの靴は赤ちゃんが履くもので、4歳や5歳になってもベルクロは恥ずかしいよ」という人もいました。実際、その親御さんの5歳の子どもはちゃんと自分でヒモ靴のリボン結びが出来ていました。

考え方はいろいろですが、確かにオーストラリアでは靴売り場を見ても子どもサイズの棚にはヒモ靴がたくさん並んでいたので、全体としてヒモ靴傾向はあるんでしょう。

さすが1歳の頃から個室を与えて夜は別々になる文化を持つ国なだけあります。小さい頃からの大人扱い具合は日本とは違います。それでもやっぱり成長•発達にあった靴は必要かなって思います。

P園で2歳の男の子が、靴が脱ぎたいのにリボン結びが解けなくて絡まってしまい、イライラのピークを超えて床に頭をガンガンぶつけて泣き始めた時はさすがに「すみませーんベルクロの靴お願いシマーース!!」って叫びそうになりました。2歳や3歳の手指の発達を考えると、ベルクロの靴がいいんだろうなって思います。

シドニー ビーチ

 

 

 

ビーサンも多い

ヒモ靴の多さも衝撃でしたが、ビーサン率も高くてびっくりしました。夏の時期は、カラフルなビーサンを履いて、色とりどりのサングラスをかけて登園してきます。

そして子どもたちはすぐ裸足になりたがる。日中の保育室は、脱ぎ捨てられたビーサンがあちこちに散乱していて、片付けの時間は毎回恒例「ビーサンもうかたいっぽ探し」が始まりました。ままごとの箱の1番下から見つかることもあって「なんでやねん」でした。

海やビーチが多く、大人でもビーサン生活してる人が多いオーストラリアならではの特徴だと思います。

シドニー ビーチ

 

さいごに

日本の子どもたちは、キャラクターの靴とマジックテープの靴が特徴的で、

オーストラリアの子どもたちは、コンバースやスニーカーでヒモ靴が特徴的。たまにビーサン。

そんな違いがありましたが、靴は子どもの成長と発達に合わせた脱ぎ履きをしやすいものを意識することが大切だと思います。

 

左周りの円形トラックで早く走ることに特化した靴を選ぶのか、自分で結べないうちからヒモ靴を選ぶのか、それぞれ考えがあってのことだと思いますが、1番大切なのは偏りすぎないことかなと思います。

発達的にまだヒモを結べないうちからリボン結びという課題を与えられてできないという挫折を味わったら、その後も課題にぶつかるたびに「自分はできないから」と避けるようになってしまうかもしれません。

左周りの円形トラックばかりが得意になったら、右周りの円形トラックを避けるようになるかもしれません。

バランスが大切なんですね。

 

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