オーストラリアの保育園は室内も『外靴』で生活する。

オーストラリア 子ども

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はじめに

 

オーストラリアのチャイルドケアセンター(保育園)で半年間働いてみて気になったことがたくさんあります。

 

今回は『靴』について。

 

欧米の影響を受けているオーストラリア。保育の仕方も日本とは違うところが多く、文化的な違いに戸惑うところもあったり、新たな発見に新鮮な気持ちになったり。

日本で保育士をしていたぼくにはとても刺激的でした。




 

同じ英語圏でもイギリスやカナダ、アメリカの保育とはまた違うだろうし、オーストラリア国内でもたくさんのセンターがあるので、

今回のまとめは「ぼくが働いていたオーストラリアの保育園」と日本の保育の違いだと思ってくださいね。


 

 

 

1.室内も靴で生活

 

これはヨーロッパやアメリカでも同じ文化ですね(行ったことないけど笑)。

家でもそうですが、室内に入る時に靴を脱がない

子どもたちもそれが当たり前だから、室内でも靴を履いて遊び回ってます。

 

日本の保育所でも見る光景ですが、オーストラリアのセンターでも子どもたちは床に寝転がって遊んでいるし、赤ちゃんはハイハイしています。

日本の感覚からいくとちょっと違和感でした。

 

だってこれ、汚れ具合とか床の環境でいったら家の玄関でゴロゴロ寝ころんで遊んでるのと一緒です。

 

日本人だったら結構抵抗あるんじゃないでしょうか。

 

 

赤ちゃんがミルクを飲むときでも、床に寝転がって仰向けで哺乳瓶をくわえているんですけど、その横を外履を履いた大人が移動しているんです。

「ホコリ!ホコリ!」って思っちゃいます(笑)

 

日本の保育園でバレーシューズ生活に慣れていたぼくには「文化の違いってすごいなぁ」と思わせる光景でした。

オーストラリア 子ども

 

 

 

2.ヒモ履のハンパない普及度

 

 

オーストラリアの保育園に通う子どもたちは自分で靴を履ける子が少なかったです。

 

理由はいくつかあると思います。

ひとつは靴を脱がなくても生活できること。

 

屋外も室内も同じ靴で生活しているので、子どもによっては朝起きて(もしくは家を出るときに)靴を履いたら、そのまま夜にシャワーをするまで靴を脱がないことだって普通にあります。

日本だったら、屋外へ出るたびに靴を履き替えるから、靴の履き替えスキルを養う機会はたくさんあります。

 

 

もう一つの理由としては、ほとんど子どもがヒモの靴を履いていることがあると思います。

日本だったらマジックテープがついていて子ども自身で脱ぎ履きできる靴を履いている子どもが多いですが、オーストラリアでは2歳でも3歳でもヒモの靴を履いている子がたくさんいます。

 

いい感じにカールした柔らかな茶色や金色の髪に汗をにじませながらナイキやコンバースのスニーカーを履きこなして走り回っている3歳児を見て、「こりゃ外国だわ」ってしみじみ思ってました(笑)

 

ちなみに「履いたら足が速くなる」と噂の日本で流行している機動戦士みたいな靴はオーストラリアで見かけることはなかったです。

 

なぜヒモ靴を履いているのか。

これきっと、朝に家で親が靴を履かせてから夜まで脱がなくても生活できるオーストラリアだからこそでしょう。

 

センターで遊んでる子どもたちの靴を見るとカッチリとリボン結びされてます。

脱ぐことは、力ずくで引っ張れば子どもでもなんとかなるんですが、履くときは一度解いてからじゃないと履けません。

 

おかげで3歳の子が両手に靴を持ちながら「ティーチャ〜、アイ キャ〜ント、」って寄ってくるんですが、そのたびに「そりゃ3歳でリボン結びはできんわなー」って思いながら対応してました。

 

そしてまた、親自身も3歳児でちょうちょ結びが出来ないと知っているからいつも履かせてあげます。それで子どもが5歳6歳になる頃には「自分で靴を履く気がない子」が多くなる。そんな子がたくさんでした。

 

 

厳しくしたいのか甘やかしたいのかどっちなんだろうってすごく疑問です(笑)

もしかしたらオーストラリアでは、「そんなこと深く考えてない」っていうのが正解かもしれません(笑)

 

とにかく、「成長の段階に見合った課題」、これが大切です。

オーストラリア 子ども

 

 

3.ビーサンで登園してくる

 

これもオーストラリアならではなのかな。

アメリカやイギリスなど他の英語圏ではどうかわかりませんが、ぼくが働いていた保育園の子どもには多かった。

 

すぐにでもビーチに行けそうな鮮やかなピンクや黄色のビーチサンダル。

普段から履き慣れてるし、楽だから履いてくるのだと思います。

 

 

小さい時から履いているから大人になっても違和感なく履けるんでしょうね。

オーストラリアでは街を歩いて散歩しているおじいちゃんやおばあちゃん、買い物してる中年の女性もビーサンで行動してることが多いです。

 

日本では、サンダルはあるかもしれないけど、ビーサンで街を歩くおじいちゃんはあまり見かけないですもん(笑)

1年の大半をビーサンで過ごせる国だからこその文化だと思います。

オーストラリア 子ども

 

 

4.外に出たら速攻で裸足

 

ヒモ靴やビーサンを履いて登園し、室内では靴を履いて生活をしている子どもたち。

しかし、1歩外へ出たら、靴やビーサンは脱ぎ捨てて裸足で園庭を駆け回ります。

 

室内では外靴。屋外では裸足。

 

「え!?逆じゃないっ!?」

そんな思いが当初のぼくにはありました。

 

しかも、屋外へ出たら子どもたちは毎度のように靴を脱ぐにも関わらず、「靴はここに置きましょう」って場所が決められていないから、園庭のアッチコッチに靴が散乱しています。

 

子どもたちは、脱ぎたい場所で靴を脱ぎ、片付けの時間に「どこに脱いだか分からない」と言って保育士を困らせます(笑)

 

もしそんなことが続いたら、日本だったら「裸足になりたい子はココに靴を置きましょう」って場所を決めると思うけど、オーストラリアはそれをしない。

 

その方が絶対効率的だし、子どもの習慣づけにもなると思うんだけど、

それをしないのがオーストラリアでした。

 

 

見方を変えれば、保育園に通う小さい子どもたちにでさえ、自己責任を教えているのかなって、これまた文化の違いを感じました。

 

ただ、居所の分からない何足もの靴を探すのも保育士、

ヒモ靴を前にして最初から自分で履く気のない子どもたちに靴を履かせるのも保育士です。

 

 

結果、厳しいのか甘いのか分からない(笑)

 

 

一つ言えるのは、オーストラリアの保育園では、効率よりも子どもの自己責任を重要視する傾向があるということです。

オーストラリア 保育園 園庭

 

 

さいごに

 

いかがだったでしょうか。

今回は『靴』に焦点を当てましたが、『靴』に関することだけ取り上げてみても日本とオーストラリアでは文化や習慣が全然違います。

 

もちろん、

違う国で生まれ、違う国で育ち、違う親が育てているんだから

いろんな違いがあって当たり前です。

 

 

 

ぼくはオーストラリアの保育園で働くことで、日本の保育が違った角度から見れるようになりました。

そうやっていつもとは違うところに身を置くことで、今まで当たり前過ぎて知らなかったことが見えてくるんだと思います。

 

仕事でもプライベートでも、何かに対してマンネリ化を感じたり新鮮味を失いかけてると思ったら、1度それから離れてみると、今まで感じなかった新しい発見があって新たな気持ちになれるんじゃないでしょうか。

 




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