【年末年始の営業で感じた日本との違い】〜ぼくがオーストラリアの保育園で学んだこと〜

アイキャッチ画像 オーストラリアの保育園で学んだこと

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はじめに

 
数年前まで日本の保育園で働いていたぼくですが、
「海外の保育園ってどんな感じなんだろう?」「海外ってどんな保育してるんだろう?」という思いから、
2014年から2016年の始めまでワーキングホリデービザを使ってオーストラリアへ行き、
英語を勉強し、オーストラリアの保育園で働くための保育士資格を取り、
約5ヶ月間、現地の保育園で働いてみました。
 
 
その約5ヶ月の間に、現地の保育園で様々な経験をすることができたので、
その中で学んだこと、気がついたこと、日本の子育て•保育との違いなどをまとめていこうと思います。


 
 
ちなみに、現在はワーホリのビザがもう切れてしまったので、
今は日本で暮らしながらこの記事を書いています。
 
 
海外(オーストラリア)の保育•子育てを間近で見てきたから分かることがたくさんあります。多くの人に知ってほしいと思うことがたくさんあります。
 
日本の保育園•幼稚園で働いている方、
子どもと関わる仕事をしている方、
日本で育児•子育てをしている方、
海外の保育園に興味がある方にぜひとも読んでもらいたいです。
 
 
 
※注※ 
記事中では、ぼくがオーストラリアで働いていた園の名前をP園と記載しています。

 

年末年始も保育園は開いてる!?

オーストラリアの保育園で働く中でビックリしたことはたくさんあるのですが、その中でも年末やお正月の考え方にもなかなか驚かされました。

よくよく考えてみればその通りなんだけど、オーストラリアには「お正月」という文化がありません。1月1日はNew Year’s Dayで祝日です。でも、1月2日から保育園が始まります。年末も31日まで保育園は開いています。

ぼくも、P園で働いていた年は12月29、30、31日と出勤しました。その年は偶然1月2日•3日が土日だったのでそれに合わせて保育園は休みでしたが、毎年2日から開園してるそうです。

やっぱり日本人としては、正月三ヶ日は家でコタツに入りながらモチ食べてゴロゴロしたいですよね〜。

ただ、オーストラリアの年越しは真夏。笑

お餅よりも断然アイスクリームです。

 

ちなみにその年の大晦日は夜6時まで仕事をした後、世界的に人気のあるシドニーのオペラハウスのカウントダウンに行きました。1年の終わりに半袖半ズボンで花火を見ながらカウントダウンて、日本とのギャップに違和感ありまくりでした(笑)

 

 

子どもは来るのか??

さて、年末や年始から保育園が営業しているオーストラリアなんですが、果たしてそんな時期に開園して子どもが来るのか!?最初、ぼくは疑問でしょうがなかったです。

結果、••••来ました。それも思ってたよりたくさん(笑)通常保育の時よりは少ないけど、12月31日でもそれなりの数の子どもたちが登園してきました。

まあ考えてみれば当たり前です。国全体が12月31日まで働いて、1月2日が仕事初めの文化ですから。日本の年末年始の感覚でいたぼくの思い違い(笑)

保育園が開いてるから預けるのか、預けたいっていう需要があるから保育園が開けているのか。どっちもでしょうね。

そんな中で、ある親御さんと話していて日本の保育園との違いを感じることがありました。

 

「今日は2人でショッピングに行くんだ」

5歳児クラスの親御さんで、よく話しかけてくれる気さくなある夫婦がいました。夫婦には2人の子どもがいて、すごく愛されてるなぁ、愛情たっぷりで理想的な家族だなぁと以前から思っていました。

その夫婦が12月30日の朝、子どもたちを保育園に連れてきました。お母さんはいつもよりオシャレをして化粧もバッチリしています。いつもスーツ姿のお父さんもその日はジャケットに綿パンというビジネス向けではない格好。

その夫婦はいつものように子どもたちに「今日も保育園で楽しく過ごすんだよ。」と言っています。そのあとその夫婦と話していると、2人は今日、街へショッピングに出かけるということがわかりました。旦那さんが奥さんの肩を抱きながら、「久々の2人きりでのデートなんだよね」と言っていました。奥さんもすごく嬉しそう。

夫婦の仲の良さが伝わってきていい話のような感じがします。

でも実は、日本だったらこれあまりよろしくない出来事です。

なぜかというと、日本の保育園というのは両親が仕事や入院•介護等で「子どもの面倒を見ることができない」場合に入園を許可される場所です。遊びに行くから子どもの面倒よろしくお願いしますでは来てはいけないわけです。2人でショピングってことはプライベートですよね?子どもの面倒見れますよね?となってしまいます。

でも、オーストラリアではそういった理由でもOKです。なぜOKなのか?

そもそも、日本とオーストラリアでは「保育園という施設に対する考え方が違う」ということが働く中でわかってきました。

 

オーストラリアはお金を払えばオッケー

日本の保育園もオーストラリアの保育園も、「子どもの安全に配慮しながら保護者が迎えに来るまで保育をする」という面では同じです。

しかしオーストラリアは、保育園に預ける理由が何であれ、利用料金を払えば預かってもらえます。そして、預かるからには責任を持って保育し、食事を提供します。オーストラリアの保育園は保育料は日割りです。つまり利用した分だけ払うシステムになっています。週に3日利用すれば3日分、週に5日利用すれば5日分の保育料が請求されます。

なぜそんなややこしいことをするのか?

なぜならオーストラリアの保育料、めちゃくちゃ高いんです。

日本の保育園の保育料は、世帯収入によって金額が変わりますが大体月2万円〜3万円くらいと言われています。月額ですので、週に2日利用しても、週5日利用しても同じ金額です。

ぼくが働いていたP園の保育料、いくらだと思いますか?

1日あたり1万円です。子どもの年齢によって差がありますが、平均値がこのくらいです。

月額でもなく、週額でもなく、日額です。この値段だったら、子どもを週に何回保育園に預けようと思いますか?

ぼくが働いていたP園はまだ低価格の方で、友だちが働いていた保育園は1歳児を預けるのに1日1万6000円だそうです。5日間預けたら8万円です。20日間預けたら32万円。

国が半額を補助してくれる法律があるそうですが、それでも、日本からすると信じられないくらいの値段ですね。

 

話がそれてしまいましたが、つまり、子どもを預ける理由がショッピングでもスポーツ観戦に行きたいからでも、お金さえ払えばオッケーというのがオーストラリアの保育園だということです。

 

さいごに

年末年始の話から保育料の話へと移ってしまいましたが、日本とオーストラリアの保育園の違いを感じていただけたでしょうか。

お金さえ払えば子どもを預かってもらえるというシステムは一長一短あると思います。もしかしたら子どもを預けっぱなしにする親も出てくるかもしれません(あの金額では相当裕福でない限り預けっぱなしにすることはできないと思いますが)。

親が子どもを大切にしているという前提のもとであれば、たまには子どもから離れて夫婦の時間だったり個人の時間を大切にしてくださいねというサービスの提供は価値があると思います。

今の日本のシステムでは親御さんがそういう「息抜き」「リフレッシュ」をしたくても、仕事や入院じゃないなら子どもと一緒にい過ごせますよね?という圧力が邪魔してできません。

「子ども預けて自分たちだけ遊びに行くの?」という雰囲気が強いと思うから。難しいところですけど、「子どもに個性を!」と言いながら、親になったら「親は親であれ」というこの雰囲気。

親だって一人の男だし女だし、夫だし妻だし、いろんな役割持ってるんだから、バランスよくやっていけるのがいいのになって思います。ぼくはまだ「親」になってないけど、保育をしていて思います。四六時中「親」ばっかりやってたら疲れちゃいますよ絶対。

だから大切なのはバランスですね。

オーストラリアは、お金というものをうまく?使うことでそのバランスを可能にする環境にはあると思います。

 

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