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日本と全然違う!!オーストラリアの保育園はこんなに働きやすかった。

オーストラリア 子ども 保育

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はじめに

 

日本で保育士の仕事をやめ、

「海外の保育を経験してみたい!」と日本を飛び出し、

それから必死に英語を勉強し始めて、ついにオーストラリアの保育園で働くことができました。

 

そこで感じた日本とは全然違うオーストラリアの保育園の労働環境。

 

日本とオーストラリア、2つの国の保育園で働いてみたからこそ分かったことをまとめようと思います。




 

今回は保育園で働く側からの視点です。

 

日本では賃金の低さ、持ち帰り仕事の多さ、なかなか取れない休憩などが労働環境の問題として常態化していますが、

オーストラリアではこのようになっていました。


 

 

違いその1:給料が良い

 

これはもうダントツでみなさんに知ってもらいたいことです!

日本では保育士の待遇や賃金の低さについてニュースでも話題になっていますが、

オーストラリアの保育園は給料がめちゃくちゃ良いです!

 

オーストラリアには保育士の資格が3種類あるのですが、ぼくが取得したサティフィケート3という一番手軽に取れる資格で、パート職員として働いていても時給が20ドル〜25ドルくらい。

日本円(1ドル90円計算)だと1,800円〜2,250円です。

 

ぼくは時給20ドルで働いていました。

別のセンター(保育園)で働いていた友だちは、同じ資格で時給25ドルもらっていました。

 

同じ資格でもセンターによってばらつきがありますが

日本の保育所でパートとして働くと大体時給900円〜1100円くらいの所が多いと思うので、

日本よりは断然良いです!

 

一番上の資格だと、時給35ドル(約3150円)以上になることあるみたい。

8時間働いたら2万5000円、、、それを週5で、、、、はッ!!

保育はお金のためだけにやる仕事じゃない!!笑

 

けれどもやっぱり給料は大事。笑

日本の保育士ではちょっと考えられない給料が、オーストラリアではもらえます。

オーストラリア 保育園 園庭

 

違いその2:正規職員でも残業がない

 

サービス残業の巣窟と化している日本の保育現場。

日案、月案、年案作りに始まり、次の日の保育の準備、月ごとの行事の準備に毎日追われながら、発表会の衣装を作ったり運動会や保育参観で披露する踊りや歌の構成を考えたりし、加えて子ども一人ひとりのためにある詳細な個別記録をひたすら書く。

 

日本の保育園や幼稚園の先生は日々子どもたちのためにと頑張っています。

 

保育中というのは先生は子どもたちに付ききりになるので、その間は書類作成や行事の準備などがほとんどできません。

労働時間が8時間と決められているのに、例えば保育園の場合だと基本の保育時間は8時間と決められています。

子どもが園にいる時間と保育士の労働時間が同じで、その間は書類作成や準備ができないとわかっている。

 

じゃあいつやるのさ?

 

今の日本の保育現場では、それは「子どもたちが帰ったあと」です。

つまり、拘束時間外、残業で。

 

残業した分、残業代出るのかな?

 

出ない出ない!

 

もし身近に保育園や幼稚園の先生がいたら聞いてみてください。

 

 

残業とか持ち帰り仕事どのくらいあるの?残業代つくの?って。

 

 

ものすごい勢いで「出ない出ない!」返ってくると思いますよ(笑)

 

 

さて、そんな労働環境の日本の保育現場ですが、オーストラリアでは違います。

 

オーストラリアは正規職員でもパート職員でも、退勤時間がきたら定時でパパッと帰ります。

ほとんどの職員は、勤務時間を5分過ぎた頃にはもう園内にいません。笑

 

圧倒的な素早さ。

 

 

職場内に「残業はしない」という概念がものすごく浸透していて、

仮に残業するとしても残業代出ないとしたら非難轟々で経営者はとてもやっていけなくなると思います。

 

仕事は仕事、プライベートはプライベートという割り切りが日本よりも強いです。

 

園長先生も正規の職員も毎日定時出勤、定時退勤です。

家に帰ってから家事や育児が待っている女性がたくさん働いている保育所の労働環境としてはものすごく良いと思います。

 

まぁ、オーストラリアの保育園がこのよう労働環境なのにはそれなりの理由があるんですが、

労働環境については日本も同じようにするべきです。もしくは正当に残業代をもらえるようにするとか給料を上げるとか、、、ね。

オーストラリア 子ども 保育園

 

違いその3:書類や行事の準備を勤務時間内にできる。

 

これは、先ほどの「残業がない」ことの理由の一つです。

 

オーストラリアも日本と同様に、在園している子ども一人ひとりの個別記録や個別指導案(その子の成長や発達のためにどんな関わりや経験ができるといいかを書いたもの)があります。

 

オーストラリアではそれらの書類を、勤務時間内に、もちろん子どもがいる部屋から離れて、作業することができます。その間の子どものお世話は僕らのようなパート職員が行います。

 

たとえ1時間や2時間でもその時間があるとどれだけ助かることか。

 オーストラリア 保育園

 

 

違いその4:作り物、行事の準備がほぼない

 

これも「残業がない」ことの理由の一つです。

 

ぼくがが働いていたセンターでは、毎日の主活動(折り紙やお絵描き、廃材を使った製作など)がほぼありませんでした。

 

そして、それこそ毎週のように行事(園内イベント)が立て込んでいる日本の保育所とは違って、

オーストラリアで大きな園内イベントといえば、クリスマス会と卒園式くらいでした。

 

 

逆にいえば、日本の保育園ではイベントが多いということで子どもが楽しめるとも言えます。

ですが、そのために先生が家に仕事を持ち帰ってテレビを見ながら画用紙をチョキチョキしたり衣装を作ったりってことになるのはいかがなものかと、どうしても思っちゃいます。

 

 

その点、オーストラリアでは行事自体が少ないので、当然準備も必要なくなります。

 

まとめのところでも書こうと思いますが、オーストラリアの保育園は「仕事中の親に代わって怪我や事故の無いように子ども預かる」という「保護」の側面が強く、日本の保育現場で重きを置いている「教育」の側面は薄いなと感じます。もちろん園によって違いもあるみたいですけど。

 

そのおかげで?オーストラリアの保育園では持ち帰り仕事や残業が、日本と比べると極端に少ないんだろうと思います。

オーストラリア 保育園

 

 

違いその5:休憩がちゃんと取れる

 

仕事の休憩ってどんなイメージでしょうか?

だいたいの職種の人が、昼休憩を、「昼食をとるための休憩」とイメージするんじゃないでしょうか。

 

保育園や幼稚園では違うんです。

お昼ご飯は子どもたちと一緒に食べます。

 

なぜならそこでの教育も大切だからです。

食事中のマナー、食品の栄養の話など、毎日の食事を通して子どもに伝えたいことがたくさんあります。

 

家庭とは違う環境である集団生活の場で食事をするからこそのマナーを学ぶことのできる大切な場でもあるし、食事中というのはコミュニケーションを取るためのすごく良い環境であったりもします。

大人でも、相談などがあるときに「ご飯でも食べながら」「カフェにでも入って」なんてことがよくありますよね。それと同じです。

 

 

このような理由から日本では昼食を子どもと一緒に食べる保育所が多いと思います。

 

 

オーストラリアの園では、子どもが昼食を取るときは先生は食べず、子どものお世話に徹していました。

そして、子どもたちの食事が終わった後で順番に休憩を取り始め、そこで昼食を個々にとっていました。

 

 

休憩について日本とすごく違うと思った点が一つあって、

それは「休憩を取らないと怒られる」ということ。

 

 

ぼくが働き始めたばかりの頃、その日は職員がいつもより少なくて、さらに子どもたちも全体的に落ち着きがなくてケガやトラブルなどが絶えずとても忙しい日でした。

 

昼頃に、どうやって今日の休憩を回そうかという話になったので、ぼくは良かれと思って、「今日の休憩はいつもの半分でいいよ」ってリーダーの先生に声をかけました。

 

そしてら「何言ってんの!!ランチブレイクは権利なんだから絶対に取らなきゃダメよ!!」って結構強めの口調で言われました。英語のネイティブスピーカーが強い口調で言うと結構迫力あります。笑

 

他にも、違う日にぼくが休憩終了の5分前に仕事に戻ろうとしたら、「まだ時間あるでしょ?ちゃんと休憩取りなさい」って言われたこともあります。

 

働いてる中でわかってきたんですが、周りの人がぼくにそう言ったのって、

職場内の秩序を守るために必要なことだったのかなと。

 

 

誰かが5分前に休憩から上がったら、他の人も「自分もそうしなきゃいけないのか」って思っちゃうかもしれないし、

誰かが「今日は忙しいから休憩は半分でいい」って言ったら、他の人も「私も忙しい時は休憩を半分にしなきゃいけないのか」って思っちゃうかもしれない。

 

そういうことを防ぐ意味合いで、忙しかろうと休憩は時間通り取る、というのを徹底しているんだと思います。

そのあいだは他の職員が協力して乗り切る習慣があるので、お互いに助け合っています。

実はこれ、オーストラリアで就いた保育園以外の仕事でもそうでした。最低限のボーダーラインは全員で協力して守る姿勢があるんですね。

 

 

休憩や勤務時間について言えば、

日本は「みんなでちょっとずつ無理をしていきましょう」方面へ進んで行ってしまうけど、

オーストラリアは「みんなで助け合って無理をしないようにしましょう」という場所に留まるように、時には厳しい言い方もしながら秩序を守っています。

オーストラリア

 

 

6.製作を無理強いしなくてもいい。

 

最後は子どもとの関わりに関することです。

ぼくがオーストラリアで働いていた園では、主活動(いわゆる塗り絵やパズル、お絵描き)はやることはやるのですが、

日本とは違って、「やりたい子だけがやる」というスタイルでした。

 

食後などに先生が「今日は〇〇しようと思うけど、やりたい子〜?」と聞いて、手を挙げた子どもだけがそれをします。そして他の子どもはそれぞれ好きなおもちゃで遊び始めます。

だから、毎日ブロックで遊んでいる子はずーっとブロックで遊んでいるし、ままごとコーナーにいる子はずーっとままごとしてる、といった感じ。

 

子どもたちはやりたいことを自分で選んでやっています。

 

日本だったら、「はい、じゃあ今日は今から折り紙をしようと思います、お道具箱持ってきてね〜」って全員が椅子に座って、同じ活動をすることがほとんどです。

 

その中で、例えば折り紙をやりたくない子がいたり、気分の乗らない子もいるわけです。

大人だって、自分が興味のないことを「これやってください」っていきなり言われても気分乗らないし、やりたくないって思うと思います。

 

でも日本は集団を重んじる国。

子どもが絵を描きたい気分じゃなくても、折り紙をしたくない気分でも「年度末にまとめるから」「保育室に飾るから」「保育参観があるから」という理由で書いてもらわないといけない時があります。

 

日本の保育園で働いていた時は、そんな時にいつも「描きたくないんだよなぁ」「これやりたくないんだろうなぁ」って思いながら子どもたちにやってもらってました。

そんな思いを抱えながら子どもにやってもらうのって結構心が痛みます。

 

 

やりたくないならやらせなかったらいいじゃん、と思う方も多いでしょうが、今の日本の保育現場ではそれはなかなか受け入れてもらえません。

 

保育者でも親でも保育方針でもいろんな考え方があると思うので一概にこうだとは言えないところが難しいところ。

 

例えば保育参観に来て、遠足に行った時の思い出の絵が保育室の壁一面に貼られていたとして、自分の子どもの絵だけなかったらどう思いますか?

 

先生は言いました。「何度も誘ったんですが、〇〇くんは描きたくないと言ってずっとブロックで遊んでいました。ブロックで遊ぶのが楽しいみたいです」

 

それを聞いて、

「うちの子は描きたくなかったんだ。じゃあしょうがないね」と思う親御さんもいれば、

「なんでうちの子の絵だけないの。寂しいわ。」と思う親御さんもいるわけです。

 

これはどちらの考え方が良い悪いということじゃなくて、

日本の保育現場ではこういう多様な反応への対応も求められている、ということです。

 

その点でいうと、オーストラリアでは初めから、「やりたい子だけがやる」となっているし、親御さん自身も同じように育っているから、

保育室の壁に自分の子どもの製作や絵がなくても、全然気にしていません。

 

 

日本でもオーストラリアでも年度末に子どもに渡すために、子どもたちの製作や絵をまとめて保管してあるのですが、

オーストラリアの場合はそのファイルの厚みがものすごく分厚い子もいればスッカスカの子もあります。

日本で働いていた時は、そのファイルは全員同じ厚さでした。

 

こーいうところも日本とオーストラリアでは全然違うなと思います。

 

 

ちなみに集団遊びに関しても無理やり参加させることは全然しないので、クラスの9割の子がハンカチ落としをしていても、1割の子がやりたくないと言ったら違う場所で絵本を見たりままごとをしたりしている光景が普通でした。

 

欧米人は自己主張がはっきりしているとよく言いますが、

そーいう光景を見た時に「そりゃ自己主張のできる大人に育つわこりゃ。」って納得しました。笑

 

 

やる気が出ない子•やりたくない子の気持ちをどう切り替えて、自分から参加したくなるように働きかけるかが保育者の腕の見せ所で、同時にそこが保育の面白い部分でもあるんですけどね。

ぼくはまだまだそれが上手くいかないことが多くて、日々勉強中ですが(笑)

 

オーストラリア 保育園 トイレ

まとめ

 

オーストラリアの保育園で働いてみて感じた日本の保育との違いを、保育者の視点からまとめてみました。

 

本文中にも書きましたが、オーストラリアの保育園は「仕事中の親に代わって怪我や事故の無いように子ども預かる」という「保護」の側面が強く、日本の保育現場で重きを置いている「教育」の側面は薄いなと働いていて感じました。もちろん園によって違いもあるみたいですが。

 

 

ぼくがオーストラリアへ行ったのは「海外の保育を直接見てみたかったから」です。

海外の保育から良いところを拝借して日本の保育に取り入れて活かそうと思っていました。

 

もし海外の保育の仕方がいいなと思えばそのまま永住権目指して頑張って突き進んでいく可能性もありましたが、そうはなりませんでした。

 

オーストラリアでの生活を通して、自分はやっぱり日本の保育現場で日本の子どもたちをよりよく育てていきたいと改めて思うようになったのです。

 

 

しかし、今回まとめたようにオーストラリアの保育士が日本の保育士よりも待遇が良く、仕事量にしても働きやすいのは事実だと思います。

日本で保育経験がなくても、英語が話せて資格さえ取れば、いい労働環境の中で可愛い子どもたちと一緒に毎日を過ごすことができます。

また、オーストラリアは多国籍国家ですので、保育士の中にも自分の国から移住してきたので英語は第二言語ですって人がたくさんいます。

 

日本の保育現場の現状を嘆いている先生方も、より良い労働環境を求めて、オーストラリアへ旅立ってみるのもアリかもしれません。

 

「英語ができないと働けない」というのは逆に言えば「英語さえできれば働ける」ってことですもんね!!

 

 

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5 件のコメント

  • 初めまして。
    現在日本で保育士をしています。
    以前ワーホリでカナダに滞在し、いつかまた海外で働きたいという思いが強くなりました。
    わたしもカナダで家族がどのように子どもたちと過ごしているかを見てきたので、いつか自分が子育てをするときはそういう環境に身を置きたいと思っています。
    カナダに戻るつもりでいたのですが、まだワーホリを使えるオーストラリアで、保育士として働いてみたいと思い、2017年からcertificate 3, diploma をとって、その後、働くつもりです。
    保育士から永住権をとることは、難しいことなのでしょうな?周りにそのような方はいらっしゃいますか?
    漠然とした質問で申し訳ありません(笑)

    • Emiさん、初めまして。コメントありがとうございます。
      カナダでのワーホリ、ぼくも興味あるのでいろいろお話聞きたいです!2017年からオーストラリアでチャイルドケアの資格取得目指すんですね。応援します。もう学校などは決まっていますか?

      保育士から永住権を取るには、企業(チャイルドケアセンター)からスポンサーになってもらって申請する方法と、ポイントを獲得して申請する「技術独立移住査証」があります。「技術独立移住査証」は企業からのスポンサーを必要としませんが、一定期間(数年)就労しないといけなったり、年齢や英語力でポイントが変わるのである程度の人生設計が必要になると思います。もしくはパートナービザ(永住権保持者との結婚or同棲)でしょうか。

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