失敗はちょっと痛い。でも元の場所に戻るだけ。

動物 タロンガズー

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はじめに

 

突然ですが、「失敗すること」についてどう思いますか?

 

できればしたくないものですか?なるべく避けたいですか?

それとも、「失敗なんて怖くない」「どんどん失敗していこう」と考えていますか?

 

今回は、保育士のぼくが「失敗」ついてどう考えているか書いていこうと思います。

 

失敗と聞いた時、頭に浮かぶイメージって「怒られた」とか「恥ずかしかった」とかが多いんじゃないでしょうか。

そしてそういう経験が積もり重なって失敗が怖くて最初の1歩が踏み出せなくなっている場合も多いと思います。

もしくは、失敗しないように失敗しないようにってより安全な道ばかりを選ぶ癖がついてる場合も多いと思います。

 

挑戦するから失敗する

 

失敗というのは、何かをするから起きることです。

もしくは、何かに挑戦するから起きることです。

だから究極、失敗をしたくなければ、何もしなければいいということになります。

家で一日中じっとしていれば失敗をして怒られたり、恥ずかしい思いをすることもありません。ただ、その場合は、広い視野で見ると「人生を失敗している」ことになるのかもしれません。

でもぼくたちは、家族や友だちを含めた他者と関わらずに生きていくことはほぼ不可能です。

 

壁とゴム

ぼくが失敗や挑戦という状況を考える時にいつもイメージすることがあります。

それがレンガの壁とゴムです。

高さ 2mくらいのレンガの壁を想像してみてください。そしてその壁の真ん中あたりから綱引きの長さと太さがあるゴムが伸びていて、そのゴムの先端に自分の背中が繋がってるイメージです。

ぼくたちは、普段からゴムを通して壁に繋がった状態だとイメージします。

それで、何かに挑戦するというのが、壁から逆方向に力一杯走る状態。最終的な目標はゴムを切って自由に身動きとれるようになることです。

でも、強力なゴムがあるからある程度のところまで走るとうまく進まなくなって、限界を超えるとゴムに引っ張られてビューンて一気に壁まで戻ってしまいます。そして、戻った勢いでレンガの壁にぶつかる。痛い。これが失敗のイメージです。

ゴムを切ろうと思ったら、ゴムが切れるくらい伸ばして伸ばして伸ばし切らないといけませんが、自分に力がなかったりするとどこかでピンピンに張ったゴムの力に負けて壁まで戻されてしまいます。そしてレンガの壁にぶつかって痛い。

それが繰り返されるとどうなるか。

痛いのが嫌だから、「ゴムを切る」という挑戦をしなくなってしまいます。たとえゴムに繋がっていても、その繋がっている範囲でなら身動きは取れるわけだから、その行動範囲で満足してしまう。

「だってゴム切ろうとして失敗したら痛いじゃん?そりゃゴムが切れたもっといろんなところに行けるんだろうけど、今のままでも身動きはできてるし、ま、いいかな」って挑戦をしなくなってしまいます。

 

 

壁の連続

さて、このレンガの壁とゴムのイメージ。もう少しイメージを膨らませてみると、実は壁は1枚だけじゃありません。1度につながるゴムは1つですが、1つゴムを切ってしばらく進むと、目の前にまたレンガの壁が現れます。

しかも今度はさっきのより大きい高さ3mのレンガの壁です。それを乗り越えないと次に進めません。だから必死の思いでよじ登り、反対側に降り立ちます。するとその瞬間「ガチャン!バシンッ!」ってまた体にゴムが繋がれます。しかもさっきのよりちょっと太い。

というように、誰もが生まれてからこれまでたくさんの壁を乗り越え、ゴムに繋がれ、ゴムを切り、また壁を乗り越え、ゴムに繋がれ、、、、と繰り返してきていると思います。ぼくはこれが「成長すること」だと思っています。

赤ちゃんの頃を考えてみても、最初は手足をバタバタ動かすだけですが、寝返りするようになり、ずりばいするようになり、ハイハイができるようになって、つかまり立ち、そして1人歩きという順番で、自分でゴムを切って次のゴムへを繰り返しています。

もし赤ちゃんが、

「自分、1人歩きに挑戦してるんですけど毎回転んで痛いんスよね。もうハイハイでいいッス」なんて諦めてしまったら、そこで成長が終わってしまいます。

 

元の場所に戻るだけ

この壁のイメージをするときに、ぼくがいつも考えるのは

「ゴムに引っ張られて壁まで戻ったとしても元いた場所に戻るだけ。マイナスにはならない。」ということです。

失敗はマイナスだと考える人もいると思います。でも、ゴムに引き戻された先には直前に自分が乗り越えたレンガの壁があります。ぶつかるとちょっと痛いですが、その痛みがそこに壁がちゃんとあることを教えてくれていて、それ以上は後ろに下がらないことも教えてくれています。

しかも、何度も挑戦するうちにコツがわかってきます。

「さっきこれでダメだったから、今度はこのやり方でやってみよう」というように。

消去法みたいなもので、失敗するたびに「上手く行かない方法」がどんどん分かってきます。それを繰り返していくことでそのうち、

「んンーーーーッ!!!」「ブチッ!!!」ってゴムが切れる瞬間が訪れるはずです。

 

さいごに

ぼくは保育士として子どもと関わる中で、子どもがゴムを切ろうと頑張って走っている姿を応援するようにしています。そして「こうしたらどうかな」というアドバイスをするようにしています。

その子のゴムをハサミでチョキンと切ってあげることもできてしまいますが、それではその子のためにはならないと思っています。

 

日常生活でもゴムを切ろうと挑戦している人がいたら応援したくなるし、

自分が今繋がっているゴムを切るために自分も頑張ろうと思っています。

 

子どもたちに一番なって欲しくないのは、

ゴムを切ろうと頑張っている人たちを横目に、

ごろ寝して鼻くそほじりながら「何必死に頑張っちゃってんのさ。ダサ。わざわざ痛い思いして何が楽しいの?」と冷めた言葉をかけるような大人です。

自分が挑戦をやめたからといって周りの人が挑戦している様子を馬鹿にするような冷めた大人にはなって欲しくないし、ぼく自身もそうならないように気をつけなければと思っています。

ゴムを切るのには体力もいるし時間もかかります。だから休憩も必要です。四六時中挑戦し続ける必要はないですが、自分が挑戦していない時でも、周りの人が挑戦していたらそれを応援してあげるくらいの気持ちは持っていたいと思います。

 

失敗は怖いものじゃありません。

挑戦すらしなくて、あとで後悔する方がよっぽど怖いです。

 

 

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